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ssh kadaikenkyu
大学の研究室で,大学の先生から,科学の専門的内容の講義と実験操作について直接指導を受け,
グループ研究をおこなう「課題研究」がスタートしました.
SSH2年目を迎えた2年生たちが,8グループに分かれ,独自のテーマに挑みます.
【課題研究年間スケジュール】(毎週木曜日:15:00-16:20)
4月-5月 オリエンテーション,調べ学習,具体的なテーマを決定
6月-7月 実験技術指導,実験・実習,中間発表会①
9月-10月 実験・実習,中間発表会②
11月-12月 データ整理,プレゼン準備,校内発表会
1月 SSH課題研究発表会,論文作成
1.岡山理科大学 工学部 機械システム工学科グループ
テーマ 重力だけを使って歩く2足歩行ロボットを作ろう
生 徒 青野,頭司,鶴見,松本,室山(5名)
指 導 岡山理科大学工学部機械システム工学科ロボット工学研究室 衣笠 哲也 先生
概 要 現在実用化されている2足歩行ロボットは、人間の歩行と比べるとかなり違和感があります.一方「受動歩行ロボット」といって,人間の股関節にあたる部分から下の構造を持ち,動力や制御機能を持たないロボットがあります. これは重力の影響のみを受けて2足歩行するもので,動力を持った2足歩行ロボットの研究やハンデキャップがある方のリハビリ技術,義足の開発などに役立つと考えられてます.
この最も基本的な構造の受動歩行ロボットの設計や製作を通して,2足歩行のメカニズムについて研究します.
内 容 課題研究紹介(pdf200k)(2013.5.24)
2.岡山理科大学 工学部 生体医工学科グループ
テーマ 手術器具引き戻し装置の製作
生 徒 新保,高畠,松田(3名)
指 導 岡山理科大学工学部生体医工学科医工学研究室 松宮 潔 先生
概 要 手術の時に使う鉗子(かんし)という器具で,大事な血管や神経などをうっかり傷つけることがないよう,手術を行う医師の補助を行う器具・システムを開発しようというものです. このシステムではゲーム機のXBox360で利用される“Kinect”や自動車に搭載されている“Eye Sight”のようなカメラやコンピュータを利用する最先端の研究です.最後は工作機械を用いて実際の装置を製作することを目標にしています.
内 容 課題研究紹介(pdf207k)(2013.5.24)
3.岡山理科大学 理学部 応用数学科(数学)グル―プ
テーマ 整数の研究
生 徒 小野,高橋,本條,三宅(4名)
指 導 岡山理科大学理学部応用数学科 橋爪 道彦 先生
概 要 「整数」とは,数学の女王と呼ばれ,有名な話ではガウスの話など,道具が少ない分困難である分野になります.整数は新課程になり授業で扱われるようになり,特に入試問題などでは,出題頻度も高い現状です.その整数の基礎知識習得を橋爪先生のもと,講義を受けることで習得し,実際に自らが様々な整数の問題を解くことで研究へとつなげています.
内 容 課題研究紹介(pdf205k)(2013.5.24)
4.岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科(生物)グル―プ
テーマ 昆虫の生態―半田山周辺におけるキダラカメムシの生息調査
生 徒 内西,榎本,櫃本,藤原(4名)
指 導 岡山理科大学生物地球学部生物地球学科 中村 圭司 先生
概 要 キマダラカメムシは南方系の外来生物で,温暖化北上種として知られ,近年,日本各地で繁殖が確認されています.数年前,半田山においても,キマダラカメムシの生息は確認されましたが, まだ正確な調査は行われていません.今回,この課題研究を行いながら,昆虫と環境との関係を学んでいこうと考えています.
内 容 課題研究紹介(pdf270k)(2013.5.24)
5.岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科(地学)グル―プ
テーマ 地球の地質―龍ノ口山にみる白亜紀の火山活動
生 徒 吉原,高山,竹内,中塚,田中(5名)
指 導 岡山理科大学生物地球学部生物地球学科 能美 洋介 先生
概 要 岡山市の北部に位置する龍ノ口山には,白亜紀の火山活動に伴う地層が分布していますが,その詳細は明らかではありません. 地球は基本的に岩石や地層からできており,岩石には岩石ができた当時の条件(温度,圧力など)や過程(例えば,マグマが冷えて固まったなど)が記録されています. 龍ノ口山の岩石や地層から当時の火山活動の様子を明らかにしていきます.
内 容 課題研究紹介(pdf212k)(2013.5.24)
6.岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科(統計学)グループ
テーマ 社会情報の解析
生 徒 東,佐上,和氣(3名)
指 導 岡山理科大学総合情報学部情報科学科 柳 貴久男 先生
概 要 「統計学」とは難しいし頭も痛くなるようなテーマですが,平行線をたどっている議論についても統計学による分析結果によって人を納得させることもあります.また様々な分野でも研究発表には欠かせないものです.
データといっても,スポーツシーンでのデータ収集や分析,文字列で記述されたデータの山から情報や知識を探し出すことなど身近には様々なものがあります.その中から自分たちの身近なものを調べ,データを収集し,分析を行なっていくことで研究に繋げていきます.
内 容 課題研究紹介(pdf129k)(2013.5.24)
7.倉敷芸術科学大学 生物科学部 動物生命科学科グループ
テーマ 動物の病気を知ろう―動物のメタボ因子(仮)
生 徒 武田,荒川,藤原,山木(4名)
指 導 倉敷芸科大学生命科学部動物生命科学科 加計 悟 先生
鹿児島大学共同獣医学部 三浦 直樹 先生
概 要 テーマは「動物の病気を知ろう」、特に動物のメタボ因子を調べたいという希望を持ち,こくたいちょう動物病院 上田先生にもご助言をいただき,これから本格的に研究を始めたいと思っています. 今後、鹿児島大学の三浦先生指導のもと,リアルタイムPCR法を用いてメタボ犬の血液中よりその因子を調べることによって,人間のメタボ因子も知ることを目的に実験を進める予定です.
内 容 課題研究紹介(pdf280k)(2013.5.24)
8.岡山大学 理学部 生物学科(微生物)グループ
テーマ 微生物のはたらきと遺伝子
生 徒 石井,片岡,児新(3名)
指 導 岡山大学理学部生物学科分子遺伝学研究室 冨永 晃 先生
概 要 DNAやRNAなど分子遺伝について,授業でも未だ詳しく習っていないので,細菌やファージを材料にして,身近なテーマで研究しようと考えています.5月中には研究テーマを設定する計画です.「細菌の増殖を抑制する抗菌物質やファージのはたらき」に興味を持っています.
内 容 課題研究紹介(pdf260k)(2013.5.24)