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ふいご祭りで安全祈願

 岡山理科大学附属高校では10日(火)、機械科の実習室で「ふいご祭り」が行われ、全校あげて1年の安全を祈願しました。
 「ふいご」とは、火を使う鍛冶屋(かじや)や鋳物師(いもじ)が火をおこすために使用する送風の道具のこと。1年に一度、ふいごを清めて祝う行事から、仕事で火を扱う人々が、火の神様に感謝し、火災、事故などが無いように、安全祈願をするものになったようです。
3年連続で参加した野崎君(左)

3年連続で参加した野崎君(左)

 会場の鋳物(いもの)実習場では、鋳物砂を中央に盛り、その周りを参加者で囲んで始まりを静かに待ちます。
 神主が祝詞を上げ始めるとピンと張りつめた雰囲気に変わり、厳粛に神事が進んでいきました。「大祓の詞(おおはらへのことば)」を皆で唱えると、一人ずつ、二拝二拍手一拝で玉串を神様に捧げました。
 機械科を代表し、玉串を3年連続で捧げた野崎拓海君(3年)は、「車好きなので安全を祈願しました。」と笑顔で応えてくれました。
有吉先生(右)がお礼の言葉を述べました。

有吉先生(右)がお礼の言葉を述べました。

 また初めて参加した吉村拓矢君(同)は「大切な行事に参加できて良かった。」と。そして「少し緊張しましたが良い経験になりました。」と二部野颯太君(同)は大役を終えてホッとした表情で応えてくれました。

「鋳物実習だけでなく溶接実習も火を使う危険な実習。大きな事故もなく無事、1年を過ごしてきたことに感謝し、そして気を抜かずに今後も真剣に実習に取り組んで行きます。」と機械科長の有吉先生は最後に言葉を述べ、厳かにふいご祭りは終了しました。

 
会場 : 岡山理科大学附属高等学校 機械科実習場
掲載日 : 2013.12.10