トップページ > ニュース&トピックス > 進学医療 リハビリの体験

進学医療 リハビリの体験

進学医療コース1・2年生が校外学習
杖をついて階段の昇降体験

杖をついて階段の昇降体験

 進学医療コース1・2年生は18日(金)、医療分野のリハビリテーションの職業理解を深めるため、姉妹校の玉野総合医療専門学校へ校外学習に行き、リハビリの入門を学んできました。

 玉野総合医療専門学校は、4年制の理学療法士と作業療法士を養成するコースの他、看護師や介護福祉士をめざす学生が多く学んでいます。ナイチンゲールの像やステンドグラスが所々にあり、医療や福祉の分野の雰囲気が伝わり、生徒たちは記念撮影も行っていました。

 本日は医療分野の内、リハビリの理学療法士と作業療法士を中心にお話をいただきました。
車椅子の階段は怖い

車椅子の階段は怖い

 まず理学療法士。運動療法や物理療法、動作訓練が主な療法であり、その中から動作訓練を体験しました。
 麻痺の残る方がどのように杖をついて階段を昇降しているのか、またどのように車椅子を利用しているのかを体験。そして車椅子を押す人がどのように注意しなければならないかを学び、「ちょっとした登りの階段も、車椅子の上ではとても怖かった」と初めての体験に驚き、どのような配慮が必要かを考えました。
手袋をはめてみると、不思議。

手袋をはめてみると、不思議。

 また作業療法士では、脳内出血で麻痺になり、自らのリハビリの体験を通して、作業療法士の職業に感銘を受け、福祉の施設を開設した葉山靖明さんの体験談を紹介。作業療法士がいかに心に呼びかける職業かをお話されました。

 続いて2人1組で、一人が作業療法士、一人が患者という役割で、患者に手袋をはめる体験を行いました。左右の手で関節の硬そうな手に、指の先から指に沿うようにゆっくりとさすりながらはめていき、そしてじっくりと手に感触を感じながら手袋を外すという体験。この体験は実際に行っている療法の一つで、手袋を外した手は、前より動きやすくなっていることを実感し、驚いた様子。どのような作用があったのか、不思議でした。

 本日の経験をさらに広げたり深めたりしながら、自分の将来を少しずつ見つめているようでした。

 
会場 : 玉野総合医療専門学校
掲載日 : 2013.10.18